日本海事協会Class NKの春季セミナーにおいて「ナノエマルジョン燃料技術」が発表されました。｜新着・更新情報

ナノフュエル株式会社 HOME > ニュース > 日本海事協会Class NKの春季セミナーにおいて「ナノエマルジョン燃料技術」が発表されました。

[2015.06.19] 日本海事協会Class NKの春季セミナーにおいて「ナノエマルジョン燃料技術」が発表されました。

6月12日（金）東京会場で行われました、日本海事協会Class NKの春季セミナーにおいて弊社のナノエマルジョン燃料技術が株式会社マリタイムイノベーションジャパン(MIJAC)様より発表されました。本研究開発は、九州大学高崎研究室及びヤンマー株式会社のご協力を頂き、Class NK、MIJAC、ナノフュエルの共同研究体制により実施する共に、Class NKの「業界要望による共同研究スキーム」による支援を受けて実施しました。

発表テーマ：「エマルジョン燃料適用による舶用ディーゼル機関の環境適合技術に関する研究開発ーNOx削減・CO2削減の実用的技術の確立」

舶用ディーゼルエンジンでは、IMO排ガス規制適合（NOx低減）へ向けて各種技術開発が実施されていますが、EGRやSCRは種々課題を伴っているため、エマルジョン燃料の可能性（NOx低減、燃費改善）に着目し、IMO TierⅢ NOx規制適合の有効技術として期待されています。本研究開発では、NOx排出量の大幅削減の可能性、機関性能・排ガス特性の最適化の検証、エマルジョン燃料によるディーゼル燃焼改善の解明を目的として実施し、その結果、NOx・燃費のトレードオフの確認、スモークの大幅な削減、エマルジョン燃料の性状安定性確認などその有効性が実証されました。

日本海事協会はNKの略称またはClassNKの通称で知られる国際船級協会です。当会は、船級に関係する検査・登録業務の他に、船舶及び海洋構造物並びに陸上プラントなどの機器・器材・システムに関する技術サービス、鑑定及び技術コンサルタント、船舶に関わる様々な分野についての調査及び研究などの業務を提供しています。