ナノエマルジョン燃料製造装置NEFS (Nano-Emulsion Fuel System)
ナノエマルジョン燃料製造装置(NEFS)は既存の燃料系統に組込むだけで、簡単に使用することができます。標準タイプは幅広い燃料組成に対応している他、遠隔地で燃料の製造量やメンテナンス時期等の情報を通信で得ることができます。
■ 「生産性向上設備投資促進税制-先端設備」
NEFSを新たにご導入いただく場合、「生産性向上設備投資促進税制-先端設備」の対象設備として、優遇税制が適用されます。この制度は、「指定期間」内に、特定生産性向上設備等の取得をして「国内」にある法人の事業用に提供した場合、即時償却またはその設備の取得額の最大5%の税額控除が適用できる税制措置です。
弊社該当製品を導入されるお客様には、税務申告(即時償却または税額控除のいずれかを選択)の際に必要な添付証明書を弊社にて準備いたします。本制度は弊社の「ナノエマルジョン燃料製造装置」をご導入頂いておりますお客様において既に活用されています。
■ 海運業界におけるNOx低減対策
舶用業界においては、2016年1月より新たに適用される国際海事機関IMO3次NOx排出規制対応策としてSCR、EGR等技術が検討してきましたが、いずれも解決すべき課題が多く、コストメリットの大きなNOx低減対策として当社のナノエマルジョン燃料技術が今注目を集めており、SCR、EGRなどとの組み合わせによって厳しい環境基準をクリアする対策が模索されています。
■ 陸上におけるNOx低減対策
陸上においても火力発電所をはじめ、ボイラーや廃棄物焼却炉等における燃焼、合成、分解等の生産工場、プラント等は大気汚染防止法による当該自治体のNOx規制を受けています。当社のナノエマルジョン燃料はNOx削減と燃費向上を同時に達成するため、最も優れた対応策となります。
■ 有力なPM排出削減対策
PMとは粒子状物質と言われる微粒子の大気汚染物質の総称です。中でも燃焼による排ガス中に含まれる未燃燃料によるものは人体への影響が大きく、日本をはじめ先進国等では予てより規制の対象となってきており、昨今の中国におけるPM2.5で更に大きくクローズアップされました。
当社のナノエマルジョン燃料ではディーゼルエンジン、ボイラー、工業炉等においてPMを大幅に削減できます。例えば大型エンジンにおいて排出されるPMはその負荷(出力)によって大きく異なる特徴があります。ナノエマルジョン燃料を使用すると最大で約90%削減することが可能な他、全負荷でPMを抑えることができ極めて効果的です。
ナノエマルジョン燃料専用添加剤-NANOEMER
オリジナル添加剤「NANOEMER」は、弊社とミヨシ油脂(株)により独自開発されたナノエマルジョン燃料専用添加剤です。対象になる燃料は、灯油、軽油、A重油、MDO、MGO等様々の上、同一油種でもその性状は大きく異なるため、既存の添加剤では全く対応できません。弊社の専用添加剤は2種の添加剤の配合を変えることでこれらの全ての燃料のナノエマルジョン化を可能にしました。
「NANOEMER」は用途、油種によって使い分けており、通常C重油、HFO、再生油には添加剤が不要、その他の油種に関しては添加剤が必要となります。