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松村健彦

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事業展開

ナノテクノロジー とは、ナノメートル (10億分の1メートル)の領域において物質を自在に制御する技術であり、さまざまな産業分野で活用されることが期待される先端技術です。
ナノテクノロジーは、情報通信、環境、エネルギー、医療、資源など多岐にわたる分野の共通基盤技術であり,科学技術を先導するとともに分野間の融合によって,革新的な成果が生み出されることが期待されています。
当社は、多種多様な材料をナノメーターレベルに微粒化し、高品質で安定的な乳化と均一な分散化を可能にする技術を開発利用し、特に温室効果ガス低減や環境負荷低減,省エネなど地球的規模課題解決へのグリーンナノへ取組んでおり、これに関連するソリューション・製品を提供いたします。

ビジネス領域

当社は、【ナノマイザー】超微粒化技術をコア技術として環境に配慮したグリーンエネルギーのナノエマルジョン燃料、ナノバイオ燃料、省エネの燃料改質との三本柱の事業推進を通じて環境課題解決をはかり、社会への貢献を図ることを目指しております。

一般に、エマルジョン燃料は燃料油に水と界面活性剤を添加し、機械的に攪拌してオイル中に水を分散させることにより生成され、窒素酸化物(NOx)や固体炭素系化合物(PM)の発生を抑え、内燃機関が排出するガスがもたらす環境負荷を低減させることを目的としています。
当社のナノエマルジョン燃料は、独自に開発された添加剤を使用し、水粒子を特殊なジェネレーターより微粒化することにより生成され、窒素酸化物(NOx)、固体炭素系化合物(PM)、および硫黄酸化物(SOx)などを大幅に削減するとともに、異なる適用燃焼機関において燃料消費量を3%~15%程度削減できます。

また、ナノエマルジョン燃料の開発を進める中で、植物原油の燃料化に関する研究を進めてきました。現在普及しつつあるバイオディーゼル燃料(BDF)やバイオエタノールは製造コストが高く、国の補助が無ければ成り立ちませんが、当社のナノ微粒化技術を活用することにより、極めて低コストで、経済性においても石油に匹敵する代替燃料を生成することに成功しました。

さらに、船舶におけるナノエマルジョン燃料の開発をエンジンメーカーと共同で進める中で、船舶のディーゼル機関で使用するC重油に含まれる不純物を取り除く技術の開発に取り組みました。この不純物はスラッジと呼ばれ、燃料全体の1%~2%に相当します。燃料油清浄機により分離されタンクへ送られたスラッジを大量に含有する燃料を、微細化分散処理することにより燃料の改質を行い、再び燃料供給ラインに戻すことにより大部分を無駄なく再利用することを可能にしました。

今後、ナノテクノロジーをキー技術としてグリーンエネルギーおよび省エネルギー技術の開発と、導入普及業務を積極的に展開し、グリーンエネルギーの利用拡大とさらなる省エネルギー推進に努力してまいります。